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香川県=サッカー少年団来伯=地元チームと交流試合

ニッケイ新聞 2008年7月31日付け

 香川県の「サッカー少年団派遣交流事業」で来伯した香川県選抜チームの歓迎会が二十六日、香川県人会(菅原パウロ会長)会館で行われた。
 同事業は香川県とブラジルの交流事業の一環として数年前から計画されていたもの。このほど百周年を記念して実施された。
 今回来伯したのは選手十八人を含む二十二人。滞在中、二十六日にポン・デ・アスーカルクラブ、二十七日にエンブー市の選抜チーム、二十九日にブラジル銀行クラブとそれぞれ親善試合を行った。
 歓迎会席上、山本貴美子副会長は「日伯友好関係を願う、意義のある交流になってほしい。県人会一同、歓迎の意を表します」とあいさつ。
 続いて、同チームのコーチを務める三好直人さんは「不安と期待がいっぱいの中で来伯した。五日間を通じて、伯文化も学んでいければ」と抱負を述べた。
 その後は選手が一人一人自己紹介し、名前や出身地、サッカーを始めた動機などを語った。
 選手団は昼食を囲みながら、県人会関係者と歓談。最後に「上を向いて歩こう」を日伯両語で斉唱し、香川県の伝統的な踊りの「一合まいた」を披露、みんなで輪になって踊った。最後に記念品を交換した。
 樽谷主将は「初戦は負けたけど、ブラジルのチームに勝ちたい。勝って香川の名をブラジルに残したい」と力強く話した。ゴールキーパーの米田くんは「ブラジルの選手がどのくらい上手か見てみたかった」と来伯の動機を語り、「(実際に対戦してみて)すごく上手くて、レベルの差を感じた」と感想を語った。
 一行は滞在中、夜は県人会員の家にホームステイをして交流を深め、三十日に離伯した。