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「中南米が日本を追い抜く日」=商社マンが見た中南米

ニッケイ新聞 2008年7月31日付け

 二十一世紀のラテンアメリカの可能性を商社マンの視点から描いた「中南米が日本を追い抜く日 三菱商事駐在員の目」(朝日新書、税抜き価格720円)が日本で六月に発売され、話題を呼んでいる。
 同書は、同社が十二カ所に拠点を置く中南米駐在社員が〇五年二月から、社内にメール配信しているレポート「ノティシア・ラティナ」をまとめたもの。朝日新聞の石田博士サンパウロ支局長が構成した。
 食料、資源・エネルギー、先端技術など、現在注目を浴びているテーマだけではなく、テロや先住民といった切り口からも中南米の実像に迫る内容となっている。
 工藤章・前中南米統括は、「長い目で見た中南米との関係強化に取り組むべき時」とまえがきで記し、石田支局長は、「まだまだ知られていない中南米の魅力を手に取りやすい新書にまとめることができた。ビジネスの視点から見たブラジルの姿も興味深い」と話している。
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