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ニッケイ新聞 2008年7月31日付け

 ゴイアス州生まれ、デカセギにいった両親に連れられ、八歳から日本で育った日系三世の陸上競技選手、杉町マハウさん(23)が、北京五輪の男子陸上四百メートル障害競走に、ブラジル代表として参加することになったと両国の新聞で報じられている。毎日新聞二十八日付けで、高校の陸上部の伊藤純一監督は「誰よりも『日本人らしい』心の持ち主」と杉町さんを評した。同紙いわく「練習に取り組むひたむきさに加え、長身の体を曲げて丁寧にあいさつする姿が多くの陸上関係者から好かれている」という。
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 皇太子殿下ご来伯のおり、リベルダーデ区のガルボン・ブエノ街に装飾された日伯両国旗。統合を意味したのだろうが、半切れの旗だったことには批判の声も。あれから一カ月。商店への搬入トラックが接触するのか、千切れたり、紐だけでぶら下がっている日の丸に悲しくなるのは記者だけではないはず。ACALの皆さん何とかならないですかね。
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 ブラジル日本移民百周年協会の事務局長を約一年八カ月務めた小川憲治さんが今月三十日付けで退職した。人員縮小を進める協会と辞意がある本人との〃利害が一致〃したとのこと。財務処理も終わっておらず、関連事業もまだある中途半端な時期だと思うのだが、「式典も終わり、他の人でも出来ること」だという。「買ってもできない経験をした。大変に光栄」と話す小川事務局長、今まで取っていないフェリアスをまとめて取る予定だという。ご苦労様というべきか…。