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即時調査で伯進出=亜社、ロボット嬢で地方選に

ニッケイ新聞 2008年8月1日付け

 チリのバチェレ大統領は、政見放送の反応を知るため、即時聴取調査を行う亜国のイバローメトロ調査会社と業務契約を交わした。同社は放送後二時間以内に、三千五百人の聞き取り調査を行い、契約主に報告する。
 同社の世論調査は、スピードと正確さ、廉価で定評がある。同社の次の標的は、ブラジルの地方選。政治の世界では、二・三日以内の反応が戦略の物差しになる。
 同社は一年前、ドリス女史と技術担当の共営者で立ち上げた。狙うのは、選挙戦の動き。昨年の亜大統領選で試し、前向きの感触を得た。
 次は三千の電話回線を同時交信ができるシステムを開発。同システムを使い、三千人のロボット嬢が美しい音声で一時間に三万六千人以上へ質問。応答を自動的に整理し、統計を取る。