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ドーハの波及懸念=国際的合意は同じ轍を踏む

ニッケイ新聞 2008年8月2日付け

 WTO(世界貿易機関)のドーハ・ラウンド(多国間交渉)決裂は、排気ガス削減や食糧の輸出制限、原油高騰対策にも波及し、今後の国際協定で共同歩調をとれるかが懸案されると七月三十一日付けヴァロール紙が報じた。
 目的が人類生存のための予防措置であろうと世界各国の協力を求めるなら、ドーハ・ラウンドの轍を踏むことになりそうだ。ドーハの決裂は、最悪の前例を作った。
 世界の情勢が、中国やインドによって国際問題の取り決めを左右できるような構図に変わったのだ。欧米を中心に動いた冷戦時代は、多くの国の発展を妨げた。今はその反動と思われる。
 地球の温暖化防止は、各国の経済活動につながり国民生活のスタイルまで変更を求める。ドーハ・ラウンドに較べれば遥かに重要な問題だが、中国やインドがスンナリ応じるとは思えない。

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