ニッケイ新聞 2008年8月6日付け
ブラジル日本都道府県人会連合会(与儀昭雄会長)は七月三十一日午後四時からブラジル宮城県人会館で七月度代表者会議を行った。
第八回日本祭の裁判問題について、第一審では勝訴したが、EXPOSTAR社が控訴したことを、与儀会長がポ語で、園田昭憲県連副会長が日本語でそれぞれ説明。「現在、弁護士の指示待ち」と状況を報告した。
第十一回日本祭の収支決算などの詳細は、先送りになった。実行委員長の加藤恵久副会長は「今年の結果はよくないのではないか」と現在の状況を語った。
出席者からは、今年の日本祭に対して「業者だけが酒類の販売を行うのはおかしい」、「同じようなことを繰り返しているので、基本的な考えを変えるべき」、「開催した十九日には、机や椅子、電気、水などインフラ整備が完備されていなかった」などの意見が出された。
会議ではこのほか、十七日に第二十二回県人会対抗ゲートボール大会を開催する件、九月七日に県連とASEBEX(留学生OB会)共催の留学生研修生日本語試験を行なう件などを報告。また、現在神戸で改装が行われている旧神戸移住センターに、県連の名前で記念碑の場所を確保することなどが決定された。
同会議の後には、先月発行された県連四十年誌の慰労会が行われた。
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この日はまた、渡邉智子さんが自身で作った「ブラジル国歌独習書」を紹介した。一冊十レアルで販売している。詳細等は渡邊さん(電話=11・5571・6014)まで。