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南米の兄、弟に学ぶ=ブラジルに倣えの大合唱

ニッケイ新聞 2008年8月8日付け

 ルーラ大統領は最近、アルゼンチンで羨望の的。亜国野党は事ある毎に、キルチネル亜大統領の対決型政治に対しルーラ型リーダーシップを求めると四日付けエスタード紙が報じた。
 亜国産業界は、BNDES(社会経済開発銀行)の創設を求める。ブラジル式低利大型融資がない亜国の金融システムを嘆く。農業は、政治の仇視されるのが恨めしい。ブラジルは、国策で農業振興に力を入れる。
 今までブラジルを田舎者と見くびってきた亜国の有識者が、いまや「ブラジルに倣え」の大合唱。ブラジルが増産を奨励するとき、亜国は増税して生産を抑える。
 これまでブラジルは、亜国の脅威であった。いまブラジルの政治と経済は、亜国発展のモデルであると見方が変わった。亜国はブラジルの発展に便乗すべきだという。