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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年8月9日付け

 日語センターの速成塾研修会がスタートして一年が経過した。研修会は七回を数え、百十一人の先生が誕生した。これで速成塾ができる日語教師がほぼ全国に配置できたと丹羽事務局長は話す。
 しかし一年で集まった生徒は僅か七十一人と寂しい数字。膨大な寄付金が企業や個人から集まり、デカセギ問題緩和を期待されている同塾なのに、生徒より教師の方が多いとなると悲しいもの。
 最近は派遣会社からも積極的な参加が見られ、徐々に同塾の必要性や重要性があることを実感しているようだ。また、日本での就労を控える同塾受講者に対して、大手銀行が融資する動きもあり状況は好転している。
 研修会は残すところあと一回となった。丹羽事務局長が「これから生徒確保に力を入れる」と話すように、就労前の日本語習得の必要性を訴え、生徒を増やすことが目下の課題だろう。 (親)