ニッケイ新聞 2008年8月12日付け
サンパウロ州交響楽団(OSESP)は三日午後六時からサンパウロ美術館(MASP)大講堂で百周年記念コンサートを開いた。
始めに宗像直美指揮者による曲紹介がおこなわれ「アヴェ・マリア」や「荒城の月」「赤とんぼ」など十八曲が歌われた。
ピアノに富村フェルナンドさんを迎えて、男性陣が「叱られて」や中国の「子守唄」、女性たちが「ルス・ド・レナシメント」の三曲をピアノ付きで合唱。ほかに「ソーラン節」やカリオカの曲で「ムルング・フロリオ」最後に「サビア・コラソン・デ・ウマ・ビオラ」を手拍子にのせて唄った。会場からは「素晴らしい」「ブラボー」「ベレーザ」と言った歓声が湧いた。
アンコールの「ソーラン節」では観客をステージに上げて一緒に歌う趣向も。約一時間の間拍手の音が会場に響き渡り、大歓声のまま幕を閉じた。