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条件を備えるブラジル=躍動する不動産業は世界一

ニッケイ新聞 2008年8月14日付け

 ブラジルの不動産市場がいま、世界で最もダイナミックであると米ウエイクフィールド不動産会社カッシュマン会長が述べたと十二日付けエスタード紙が報じた。
 続いてインド、中国の順。不動産業にとって市場の有望性を計る物差しは、スーパーやショッピングセンターでの消費力。ブラジルの魅力は、人口十万人以上の都市が二百もあること。話題の中国経済は、頂点を過ぎ減速を始めた。先進諸国は伸びきって、ブラジルやインドのように伸びる余裕がない。
 サンパウロ市とリオ市は、他地域と異なる。両市は小売店や住宅、工場が郊外へ移動している。市内は、事務所用貸しビルだけ。多国籍企業がブラジルに狙いを定めたのは、中流階級の台頭である。
 ブラジルは天然資源が豊富で、人口はうなぎ登りに増え、国土が広く開発の余地が大きく残されている。これは将来、まだ限りなく成長することを物語っている。

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