東西南北

ニッケイ新聞　２００８年８月１４日付け

　八日本欄で麻疹の予防接種と記載したＲｕｂｅｏｌａは風疹。英語のＲｕｂｅｏｌａが麻疹（はしか）にあたるため起きた混乱で、麻疹にあたるポ語はＳａｒａｍｐｏ。お詫びして、訂正します。なお、保健省キャンペーンの二十～三十九歳対象の風疹予防接種は九月十二日まで。麻疹と風疹の二種混合接種が行なわれている。また、サンパウロ市では、狂犬病予防接種も二十四日まで実施中。
　　　　　◎
　十四～二十四日にサンパウロ市アニェンビーで開催される本の国際市は、ビエナウ・ド・リヴロで知られる恒例行事。国内の見本市や展示即売会の七五％が集中するサンパウロ市では、来聖者の五二％が展示会参加や商談目的だという。「ラ米一の商談の町」の異名も持つサンパウロ市だが、アニェンビーの展示場は二〇一五年まで予約が一杯。予定が組めない国際市の他市流出も起きているため、来週から、二八〇〇万レアルをかけた拡張、改善工事も始まる。
　　　　　◎
　有権者の八五％は、政治とは政治家こそが最大の益を受けるものと考えているとの調査報告。選挙公約は果たさない政治家が大半八二％、選挙は駆け引きで結果も信頼できない、選挙とは汚いもの五二％、自分たちに益するものを提供する人に投票する六一％、票と引き換えに個人的支援を受けるのは間違っている八九％など。区長らにＥメールを送って、アンケート結果の操作をしようとしたカサビサンパウロ市長への罰金は、コンピューターは自分の物を使っており職権乱用ではないと、良くわからない理由で免除された。
　　　　　◎
　オリンピック男子サッカー予選は中国に快勝。初の決勝進出の女子体操団体八位、男子水泳二百米バタフライ七位など、メダルは銅三つのまま。