ニッケイ新聞 2008年8月19日付け
兵庫県教職員組合が派遣する兵庫県教職員日伯教育文化交流団(山名幸一団長)の団員七十人が十八日に来伯する。
同交流団は、移民八十年を記念して始まったもので、各年相互に行き来し、今年で二十回目。
滞在中、二十日午前八時からインターコンチネンタルホテルで、「第二十回ブラジル教育シンポジウム」を開催する。CCP(サンパウロ州教職員団体)やUEBRAJA(日伯教職員組合)から約三百人が来場予定。
シンポのテーマは「ブラジル―日本:教育の100年」。岡野幸弘兵庫県教育次長が「兵庫県における多文化共生」、長尾彰夫大阪教育大学学長が「日本における子どもの学力問題について」、桂正孝大阪市立大学名誉教授が「日本における教育施策について」等の発表を行なう。
一行は、サンパウロ市の教育施設を訪れ交流するほか、マナウス・リオ訪問などを予定している。
一足先に来伯した由田耕一コーディネーターとロレターナ・パオリエリ・パンセラUEBRAJAの会長が案内に来社。「人種の坩堝であるブラジルからは得られるものが多い。この機会に多くを学んでほしい」と期待を表し、参加を呼びかけた。
シンポジウムは参加費三十五レアル。希望者はCPP(11・3207・4315)まで。