コラム　オーリャ！

ニッケイ新聞　２００８年８月２１日付け

　今月八日からブラジル国内五都市で開催された早慶戦。最終戦の十七日にはボン・レチーロ区のミエ・ニシ球場に約六千五百人が訪れた。この人数、過去最高だそうだ。同球場が完成して約半世紀を迎えた今年に記録達成になった。
　現在同球場はリフォーム中。試合運営には影響しなかったが、トイレの水が出ないなど設備が整っていない状況に、観客の中には不満を漏らす人もいたようだった。
　前回、前々回行われた早慶戦よりも倍以上の人が訪れただけに残念でならない。
　百周年を記念した今年は、今月末に高校野球選抜、十月には社会人野球がそれぞれ来伯し、日本野球を披露してくれるだろう。どの試合にも早慶戦に負けないほどの人を集客するためには、早急な設備設置をするべきではなかろうか。　（貴）