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FGV調査=ブラジルは経済に水を=高利とインフレが夢を奪う

ニッケイ新聞 2008年8月22日付け

 ミュンヘン大学経済調査部とバルガス財団(FGV)は二十日、ブラジルが減速経済に入り、予測した経済環境指数(ICE)は縮小し、高金利とインフレで経済発展の期待は薄れたと発表。
 それでも米国やEUのICEよりは、まだ良いという。ICEは標準を五とし、ブラジルは四月が五・一であったのに、七月は四・八に下がった。悪化したのは、インフレ懸念が現実化したのと政府が基本金利引き上げを表明した四月から七月であった。
 過熱消費の抑制に打ち出した政府の経済政策が、成長路線にあった経済に冷水を浴びせた。それでも対米依存の強いラテン・アメリカの国々よりブラジルの経済環境はまだマシという。外資に頼っている途上国ほど、情況は深刻だ。
 外資依存の低い国ほど、米金融危機のリスク克服が容易である。国際経済のICEは、四月の四・六から七月四・一へ下がった。これは九・一一テロ時の水準である。しかし、先進国より途上国の方が楽観的なのが救いだという。

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