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ロゴフ発言=金融危機は更に悪化=米大手銀が九・十月死に体に

ニッケイ新聞 2008年8月26日付け

 国際通貨基金(IMF)の元経済顧問ケネス・ロゴフ教授は十九日、「米発金融危機は、さらに悪化して世界の金融市場を襲う。米大手銀行が九・十月、死に体状態になる」と警告したことを二十日付けヴァロール紙が報じた。
 米国の金融危機は、まだ終わっていない。更に悲観的事態がブラジルを襲うから、腹をくくって待てという。現在は中クラスの銀行がバタバタしているが、大クラスの番が来たら何が起こるか。兜の緒を締めて備えろと呼びかけた。
 不動産大手のファニー・メイとフレジー・マックは数年後、廃虚となるから早く国営化するのが望ましい。不動産ローンの不良債券は、十二兆ドルに上る。同債券に投資した人は、米政府が最終保証をしてくれると思っていたらしい。

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