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瓶詰め飲料水=伯の消費世界四位=当局は水道水飲用を奨励

ニッケイ新聞 2008年8月27日付け

 水資源国際団体は、ブラジルの瓶詰め飲料水消費が百三十六億リットルと米国やメキシコ、中国に次いで世界四位と発表したことを二十六日付けエスタード紙が報じた。一人当たりの消費が、年間七十七リットル。
 同団体は有限な水資源の消費が年々、七・四%増で伸びていると警告した。ドイツやイタリア、フランスの先進国は、地下水の枯渇化と将来の淡水不足が危惧されることで、無制限な消費の抑制を始めた。
 瓶詰め飲料水は、環境コストが軽視できない。石油資源とともに、加工用熱源としての天然ガスを消費するペット・ボトルの使用量増加は、有限資源の消費に拍車をかける。また、全伯へ瓶詰め飲料水を出荷するミナス州のサンロレンソ川は、環境破壊のため環境団体の圧力を受けている。
 水資源国際団体は人口増加に伴う水資源の確保が絶望的で、アフリカやアジア地域人口の三五%から五〇%が飲料水不足で悩まされると予測した。既に世界で十億人は、飲料水を購入する経済力もなく、水危機の瀬戸際にあるという。
 飲料水企業にとって水不足地域の中流階級は、黄金の山だ。サンパウロ市水道局は飲料用の水質向上に努力しているが、消費者は先入観で水道水を飲もうとしないという。しかし、瓶詰め飲料水は消費がのび悩み、将来性がないという見方もある。
 水道水を飲料用に常用するなら、家庭の貯水槽を清潔に。蛇口にフィルターを付けて殺菌するなら、水道水は飲料水として遜色ないという。フィルターは、保全が必要だから注意する。

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