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伯亜調査=ブラジルには二つの顔=メルコスルは亜国に無益

ニッケイ新聞 2008年8月27日付け

 政府はアルゼンチンの国民が、ブラジルをどう思っているか調査を依頼と二十四日付けフォーリャ紙が報じた。
 両国はサッカーで永遠のライバルだが、外交と経済ではラプラタ川の両側に対峙する掛け替えのない友好国だと思っている。亜国民の六二%は、伯亜両国は共営者、一九%が友好国、一〇%が兄弟と答えた。
 六二%はブラジルが、亜国よりもメルコスルで儲けていると答えた。メルコスルを是とした者は、僅か四・五%。ドーハ・ラウンドで伯代表は、同盟国の行為を無にし先進国を有利にしたともいう。
 親交を高めたい国は、スペインが二九%、ブラジルは二四%、米国が一二%。ブラジル人の外国語を習得する熱意は、亜国人より低い。ブラジルには、先進国と後進国の二つの顔がある。