ニッケイ新聞 2008年8月27日付け
免許取得のための講義と実地の時間数が、〇九年からは各々、三〇時間が四五時間、一五時間が二〇時間に増やされる。当然、自動車学校でも一〇〇~一二〇レアルの授業料値上げをするが、少しでも安いうちにと年内に駆け込みで免許をとりに行く青年が増えるのではとの予想も。免許取得者が増えれば車を運転したい人が増え、車も増えるという循環が繰返されるのだろうか。
◎
サンパウロ連邦大学学生の構内占拠が起きてから久しいが、退陣要求を拒否していた総長が、二十五日に辞表を提出。公務員用のコーポレートカード乱用で、国外の旅行や買物などの実態を暴かれ、要求を拒めなくなったもの。不正に関わる人物の総退陣を求める学生たちは、二十五日夜から、本部棟前で再び占拠行動に入った。
◎
二十二日にGol車を盗み、自ら運転して警察に捕まった一一歳の少年が、今度はシェヴェッテを盗み、警察に連行された。今回で八度目となる警察行きだというが、一一歳という年齢のため、拘留することも出来ないという。少年の一二歳の誕生日は九月五日。
◎
複流煙による死者が一日七人などと書いた途端、サンパウロ市のクリニカ病院内と、サンパウロ総合大学医学部構内では全面的に禁煙の報。ブラジル内の禁煙デーにあたる二十九日からは、喫煙が見つかったら約五六〇レアルの罰金が請求されることになった。また、ニコチン中毒患者の治療の定員数は一八六人増やされた。
◎
リオのバイレで二十六日未明、ダンス中の男性が手にしていた自家製手榴弾が爆発し、一三人が負傷の事故。サンパウロ市でも二十四日に救急車の中で爆発事件が起きたばかり。