ニッケイ新聞 2008年8月28日付け
ブラジルのオリンピック協会や政府、企業から支援を受けているブラジル柔道。代表選手には、毎月の生活費として、一人三千五百レアルが支給されているそう。ただ、これは第一線の現役で活躍している選手のみ。篠原ルイス男子柔道代表監督のところには、その人柄もあってか、引退後の生活や進路、就職などについて悩みを相談しにくる選手も多いとか。
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在ブラジル原爆被爆者協会の森田隆会長と渡辺淳子理事が、ピースボートの創立二十五周年記念企画「証言の航海」に招待され、十八日に日本へ発った。船旅を通して国際交流を図るNGOピースボートは、今回広島・長崎の被爆者百名を招待。九月四日に横浜港を出発し、地中海・南太平洋を通り、百三日間二十二カ国を周り、平和講演を行なう。八十四歳の森田さんは「自分達が言わなければ伝わらないこと。核の脅威、世界平和を訴えてきます」と意気込みを話した。二人の帰国は十二月下旬予定。
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日本の邦楽グループ「日本音楽集団」の公演が三十、三十一の両日、SESCビラ・マリアーナで開かれる。百周年記念事業の一環。公演は約一時間四十五分を予定しており、日本の伝統楽器ほか、西洋音楽なども演奏される。入場券はSESC(電話=11・5080・3000)で取り扱っている。