ニッケイ新聞 2008年8月29日付け
グアタパラ農事文化体育協会(川上淳会長)は、去る七月五、六日の両日、「グアタパラ入植四十六周年祭ならびに日本移民百周年記念祭」を同移住地で開催した。
地元の「グアタパラ新聞」によれば、五日は、午前十時から移住地内にある拓魂碑前で慰霊祭を行い、同文協会館に場所を移し式典が挙行された。
式典には、在聖日本国総領事館の田端篤志領事ほか、清水オリジオ・文協財務担当理事、矢野敬崇県連副会長、南米産業開発青年隊協会の盆子原国彦会長などが来賓として出席、それぞれ祝辞を述べた。
このほか、JATAKの大久保鉄夫(「鉄」は金へんに「矢」)代表理事会長のメッセージを祭典委員長の川上会長が代読。最後に同市のエスドラス・イニシオ・ダ・シルバ市長があいさつし、式典は終了した。
同日午後一時から演芸会が行われ、リベイロン・プレットチームとの合同太鼓演奏により約四十人が、六月に行われたサンパウロ市百周年式典で演奏した百周年記念曲「絆」を披露。YOSAKOIソーランなども披露された。
日本から訪れていた秋田漫芸の大潟八郎さんの公演、桂葉子さんの歌謡祭、ヨーヨーショー、書道の小林操さん、来伯していた小野寺マキさんの歌謡祭なども開催され大いに盛り上がった。夜は青年会主催の盆踊りとうどんの夕食会、ショーなどで遅くまで盛り上がった。
六日は午前十時から、体育館で農産展、農産品評会、生け花、長寿会、日本語学校の生徒たちの作品展、俳句、手芸品などの展示会を開催。
入り口には、農事部が作った鳥居が建てられた。その左右には模型の砂山と池がつくられ、金魚や小さな錦鯉が放された。その続きのテントがグアタパラの特産品等の売店で、農産展と共にお客でにぎわった。
午後一時から開かれた演芸会では太鼓、YOSAKOIソーランなど五十一プログラムが披露され、前日にも劣らない盛り上がりを見せていた。