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盗聴防止ビジネス繁盛=暗号化ソフトで海外進出

ニッケイ新聞 2008年8月30日付け

 連邦警察の盗聴作戦で、盗聴ビジネスが表面化。ブラジルには全国で五十万の不法盗聴機器がある。盗聴防止機器も多数、出回っている。
 盗聴機器は年々高性能化し、三〇%増の勢いで普及。盗聴器は、事業家や政治家、弁護士、金融市場のオペには、なくてはならない商売道具となっている。
 価格は、二千七百レアルから一千八百七十レアルへ値下がり。設備の工事費は、三千五百レアル。盗聴防止は、電話器や携帯電話の中にソフトを装填するだけ。
 イスラエル製の音声を暗号化するソフトが、六〇%を占める。ミナス州のブレメル社は、盗聴防止ソフトを開発、国外進出を検討中だ。
 ブラジルの盗聴防止ビジネスは、年三〇%増の勢いで増加。ブラジルばかりでなく、ラテン・アメリカ全域やアジア地域でも新ビジネスとして、事業拡張にいとまがない。