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生長の家=子供・ジュニアお話大会=百周年テーマに作品展

ニッケイ新聞 2008年8月30日付け

 生長の家ブラジル伝道本部は二十三日、同別館で「第四十四回子供・ジュニアお話大会」を開いた。パラナやブラジリアなど全国百十の教化支部の子供会から選抜された子供たちが集まり、日ごろの日本語教育の成果を競った。
 八百人入場可能な会場は参加者や家族などでほぼ埋まり盛大に行われた。壁には「移民百周年」をテーマにした絵画と書き方部門出品作品が約百八十枚貼られ、子供らの創意工夫あふれる色とりどりの作品が会場を飾っていた。
 午前と午後に分かれ、五十五人が発表。入賞した中尾りゅうた君は「日本で生まれたブラジル人」と題し、流暢な日本語で元気いっぱいに発表した。テーマは自由だが、百周年に視点を置き、移民した祖父母に関する話や物語が目立った。
 全員の発表後は、各教化支部の子供たちがYOSAKOIソーランや日本舞踊などを五十分に渡り披露。その後、審査員から大会の成績が発表され、入賞者にトロフィーや記念品が渡された。
 審査員をつとめたブラジル日本語センターの佐藤吉洸副理事長は、「去年に比べてもレベルは上がっていたが、もっと自分の思い出に踏み込んだ内容だとより良くなるのでは」とアドバイス。
 小野寺フェルナンド同相愛会副会長は、十数年前と比べ最近は出稼ぎ帰りの子供が目立ち始めていることをあげ、「レベルの差が激しいですが、みんながんばってますよ」と話した。
 【一位入賞者】子供B組=中尾りゅうた。A組=伊木さゆみ。ジュニアB組=伊木幸一。A組=坂本成美。(敬称略)