ニッケイ新聞 2008年9月2日付け
リオ市の北東約百八十キロにあるマカエ市で七月二十六、七両日、第十二回マカエ柔道カップが開催された。同市の松田四郎柔道教室主催、市とリオ柔道連盟の後援。
大会には同州内から、幼年からマスターの部まで男女約二百三十人の選手が参加。七階級で白熱した試合が繰り広げられた。連日とも試合開始前に、リオ日系協会の和太鼓グループの演奏ほか、サンパウロ市から駆けつけた阿波踊りグループの発表があり、大会を盛り上げた。
来賓には、石井清史在リオ領事ほか、ヒーベルトン・ムッシ同市市長ほか、各スポーツ団体の代表者、ブラジル大手石油会社のペトロブラスの関係者などが、来賓として多数出席した。
指導者の松田さん(一世、67、同市在住)は一九六九年から同市で柔道教室を開いている。現在、七十人ほどの生徒が通う。生徒の中にはパン・アメリカン大会準青年の部で優勝した女子選手もいる。
松田さんによれば、マカエ市は、ペトロブラスの企業町として知られる。日系家族は少ないが、他の町から同企業に勤めにやってくる日系人が多いという。