ニッケイ新聞 2008年9月2日付け
百周年を記念して八月三十日からブラジル国内五カ所で行われている「日伯親善高校野球大会」。八月三十日にバストスで一試合、三十一日にロンドリーナで二試合が行われ、日本代表は二勝一敗とした。
三十日にバストスで行われた開幕試合では、ブラジル代表は八回裏に七対六と逆転したが、日本代表が九回表に一点を返して同点に。その後九回裏にブラジル代表アレックス・モリモト選手のサヨナラツーランホームランによって九対七で逆転勝ちをおさめた。
八月三十一日は、ロンドリーナに場所を移して二試合行われた。一試合目は、七回まで二対一とリードしていたが、八回表に前田隆一内野手(常葉菊川)のホームランで勝ち越し、日本代表は四対二で初勝利を収めた。
二試合目は、序盤から日本代表の攻撃陣が機能し、十五対四の七回コールドゲームで試合終了。圧巻は三回表。萩原圭悟内野手(大阪桐蔭)のソロホームランを皮切りに、土井翔平捕手(智辯学園)、浅村栄斗外野手(大阪桐蔭)の一イニング三ホームランを含む五点を獲得し、試合を決定付けた。
今後の試合日程は次の通り。【三日】カンポ・グランデ(南マット・グロッソ野球ソフトボール連盟)=午前九時半、午後一時半。【六日】モジ・ダス・クルーゼス(モジ・ダス・クルーゼス文化協会)、午前十一時。【七日】サンパウロ(ミエ・ニシ球場)、午前九時半、午後一時半。