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建材業界、設備投資は慎重に=需要激増でうれしい悲鳴

ニッケイ新聞 2008年9月3日付け

 今回の建築ブームは二十五年振りの盛況といわれ、建材不足が懸念されている。業界の調査では、需要の八五%しか生産が追いつかないという。セメント業界の設備稼働率は、昨年同期比一四%増のフル生産で限界だといっている。
 建築用鋼材の需要は国内向けだけで昨年同期比一二・五%増。しかし、二〇〇八年の供給は、七・五%増が限度という。素材から仕上げ材の需要は一二%から一八%へ伸び、売上高は九百二十四億レアルとこれまでの最高額となった。
 建材業界は、応じきれない需要の高まりを恐れている。どこも生産能力を高めるため無理な投資をして、融資金の返済で苦しみたくない。好調時と低迷期の差は一五%位が、適当と見ている。

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