ニッケイ新聞 2008年9月4日付け
日本各地で移民百周年に関連した展示などが開かれている。神戸新聞によれば、神戸でこのほど、六月の百周年式典で来伯した県民交流団が撮影した写真の展示会「ブラジル兵庫県民交流団写真展」が始まった。展示されているのは、五十四人が撮影した約八十点。当時リベルダーデのすずらん灯を飾った〃半分になった〃日ブラジル国旗の写真などもあるとか。今年は六月から七月にかけて、まさしく「日本中」から慶祝団が訪れた年。こうした試みがその他の県でも始まれば。
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沖縄県人移民百周年行事に出席するためブラジル、アルゼンチンを訪れた沖縄からのチャーター便一行が二日、無事に那覇空港に到着した。このほど帰国したのは三百三十四人。沖縄タイムスによれば、安里カツ子副知事は空港で、「県系人に対する現地社会の信頼を感じた」と振り返り、両国の県人会から要望のあった交流人員の増加についても、「今後検討したい」と述べたという。
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オートジアリオ誌ネット版二日付けで、ブラジル・ホンダ社のシビック車現地生産が三十万台を越えたとの報道があった。南米初のスマレ工場で九七年に生産開始して以来、同カテゴリーでは新記録という快進撃を続け、今年上半期だけで三万一千台以上を販売した。そういえば七月に米国で発表された「最も盗賊に狙われる車トップ10」の最上位がシビック(1995)、二位がアコード(1991)で南北米問わず、同社の人気が高いよう。ちなみに三位がトヨタのカムリ(1989)で〃表彰台〃を日本勢が独占。四位になってようやく国産のフォード車・・・。