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薬品の輸入依存上昇=配布に頼る重患は死活問題
ニッケイ新聞 2008年9月5日付け
ブラジル地理統計院(IBGE)の統計によれば、ブラジルは完成医薬品の八・八%、医薬品材料の八三・二%を国外から輸入と四日付けエスタード紙が報じた。
輸入金額では、完成医薬品四十億三千万レアル、医薬品材料三十億六千万レアルとなる。輸入薬品の依存度傾向は徐々に増加し、国民の健康管理が危ぶまれている。
これは九〇年代、急激に行われた市場開放政策で、国内の製薬会社が何の保護政策もないまま窮地に追い込まれたため。健康管理の輸入依存は、不安定な医療管理システムとして心配だ。
特に政府の薬品配布制度に依存する重病患者にとって、輸入依存は死活問題。配布の保健所は、薬品があったりなかったり。闘病生活者は、薬代に窮するため市販の薬を買えず、命を縮めるしかない。