ニッケイ新聞 2008年9月9日付け
リベルダーデ歩こう友の会(高木ラウル会長)は八月二十四日、日本移民百周年の記念事業として今年新たに建設された公園・鳥居巡りへ出かけた。
会員ら四十八人を乗せたバスは午前七時にリベルダーデ駅前を出発し、最初の目的地サンジョゼ・ドス・カンポスへ。高級住宅が立ち並ぶ一角に鋼鉄製の巨大鳥居が建ち、祠のある約八千平方メートルの公園。日本とは一風変わった鳥居に、参加者は興味津々の様子で写真撮影をするなど楽しんだ。
その後、一行はモジ・ダス・クルーゼスの「百周年公園」を訪問。出発時は雨雲がかかっていた空もすっきりと晴れ、参加者は用意されたお弁当を思い思いの場所で食べ、池の中に浮かぶ鳥居や笠戸丸のモニュメント、笠戸丸内部の移民に関する資料展示など、様々な施設がある広い園内を時間いっぱい散策した。
参加者の大塩祐二さん(69、三重)は「日本人の力のすごさを感じた」と、感心した様子だった。