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ニッケイ新聞 2008年9月10日付け

 レジストロ市内の三十一校が参加した「友情の灯」リレーは、三日かけて各学校の児童が次の学校へ灯を運ぶという熱の入れようだった。リレーには同地文協の清水ルーベンス会長も同行。灯を運んだ百周年協会の今泉ヨシオ理事は、なんと三日前から泊りがけだったとか。「みんな楽しんでやっていましたよ。北京五輪の影響でしょうか」と、那須野秀男・同市百周年委員長も笑顔。
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 祝典会場となったレジストロ市では今月二十一日に「ショー・デ・インテグラソン(融合)」が行われる。地元のアマチュア歌手、ダンサーのほか文協からも民謡大和会が出演する日本・ブラジル両文化の融合を象徴する催しだ。両連合地域の百周年では今後、十三日にはヴァルジェン・グランデ・パウリスタで「百周年陸橋」のイナウグラソン、十月には野球大会が予定されている。まだまだ慶祝ムードは続きそうだ。
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 先月末から行われた日伯親善高校野球。六日にモジで行われた試合では、ポール際に飛んだ大飛球がホームランの判定をされた。両チームの選手はファールと確信していただけになんとも後味の悪い判定になった。また、七日のサンパウロでは、三盗した選手が悠々セーフなのに判定はアウト。前回の早慶戦を含め、今回の高校野球でも明らかなミスジャッジが目立った。親善試合とはいえ、もう少しまともな審判が試合を裁くべきではなかろうか。