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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年9月10日付け

 レジストロで六日、聖南西・リベイラの百周年記念行事が実施された。
 オベリスコ落成前日には、地元紙が二十四ページの百周年特集号を発行した。しかも日伯両語。「日本移民ゆかりの地」で日系人が勝ち得てきた信頼を感じさせる。
 二つの地域連合が共同で百周年を祝うという試み。まとめ役として奔走した山村敏明実行委員長は、「一番の記念事業は、皆が融和したこと。無形の記念事業ですよ」と夕食会で嬉しそうな表情を見せていた。
 副委員長の森エリオさんによれば、今回の百周年準備を通して活動を再開した団体や、非日系の日語学習者が増えたところなどもあったという。
 友情の灯リレー、オベリスコ、式典―取材をしながら、関係者一人一人が、きっちりと自身の役割をこなす姿が印象に残った。百周年を新たな活性化へとつなげたのも、そうした尽力あってこそだろう。(ま)