ニッケイ新聞 2008年9月11日付け
丹下セツ子太鼓道場が、二十八日午後一時からリベルダーデの文協ビル大講堂(Rua Sao Joaquim,381)で「三十周年記念発表会―心に響く魅せる太鼓―」を開催する。
太鼓道場が中心となって開かれる発表会は今回が初めて。三十周年と移民百周年を記念し、二年前から道場の弟子たちが自主的に企画してきた。
八日午前、浜崎芳一リーダー、大矢繁和さん、小林翼さん、梶原みどりさん、吉居麻紀さんが来社。「自信がなかったらやりませんよ。多くの人に楽しんでもらえると思います。ぜひ足を運んでほしい」と意気込みをみせた。
道場開始当時から三十年間、丹下さんのもとで太鼓を叩きつづけてきた浜崎リーダーが、今発表会にこめた思いは熱い。「ブラジルで一番古い太鼓道場として、そして丹下先生の名に恥じないよう、しっかり決める」
道場のメンバーで、日本の助六太鼓で修行三年目の小林翼さんも、この日のために帰伯。成功させようと、気持ちが一つになってきているという。
国内外で太鼓の公演・普及活動をしている助六太鼓の代表者、今泉豊氏ら五人も来伯。マリンガ太鼓グループ十五人も加わり、華を添える。
プログラムは太鼓だけでなく、丹下セツ子さんと花柳龍千多さんの踊り、三味線、タップ、YOSAKOIソーラン、歌謡ショーなど目白押しだ。
入場は無料だが、一人一キロの保存食の寄付を呼びかけている。問い合わせは、電話(11・9632・7138)まで。