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ダンタス頭取=オ銀行の資産封鎖=資金洗浄と違法送金容疑

ニッケイ新聞 2008年9月12日付け

 連邦地裁サンパウロ州支部は十日、サチアグラハ作戦の一環で、ダンタス頭取のオポチュニティ銀行投資資金五億四千五百七十九億レアルを差し押さえたと十一日付けエスタード紙が報じた。
 金融管理委員会(Coaf)の銀行業務ソフトにより資金洗浄と違法送金を目的とした資金と指摘され、検察庁のグランジ検察官が差し押さえを要請した。同資産から二回にわたって不審送金が行われ、検察庁は追跡調査を行っていた。
 Coaf情報部は、検察庁へダンタス頭取の親族や友人による資金洗浄の形跡を報告した。リオデジャネイロ市のオポチュニティ銀行と同じ建物で営業する金融サービスDTVMが、資金洗浄の窓口だ。
 頭取の親族や友人五人が、DTVMに口座を開き資金を出納しながら金融法で禁じられている方法で洗浄する。検察庁が証券市場でのDTVMの取引きをチェックしたところ、金融商品の偽装売買取引が発覚した。
 資金の運用は、振り替えや手続き、資金管理、約手の発行や割引、契約がDTVMの関係者間の馴れ合いで行われ、そのトップにダンタス頭取がすわり、指揮を採っている。
 資金差し押さえを認可したのは、最高裁長官にダンタス頭取釈放事件で反旗を翻したサンクチス裁判長。他にイタウー銀行レシッフェ支店にあった妹の預金一千万レアルも、差し押さえた。
 僅かな資金しか預金されていなかったのに突然大金が振り込まれるので、本人の金ではなく第三者のいわくつき資金が明白。銀行業務ソフトは、出所不審な資金を自動的にブロックするようになっている。合法性が証明されると、解かれる仕組みだ。

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