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連警N2を拘束へ=弟へ情報漏洩で便宜図る

ニッケイ新聞 2008年9月18日付け

 連邦警察は十六日、連警ナンバー2とされるロメウ・メネゼス部長を、捜査中のEBXグループの入札疑惑に関与する弟に機密情報を洩らしたとして拘束と、十七日伯字紙が報じた。
 同部長の拘束は、検察庁アマパー支部で展開中のトッケ・デ・ミジア作戦の延長から申請されたもの。同作戦はエイケ・バチスタ氏経営のEBXが、アマパー鉄道の入札に絡んだ不正捜査だ。
 検察庁同支部は連邦裁マカパー支部のアンセウモ・シウヴァ裁判長の拘束も申請した。同裁判長の兄弟二人が、EBXの子会社MMXを経営している。裁判長の判決を取引きした容疑だ。
 メネゼス部長の弟は保全会社を経営し、EBXと清掃と警備の業務契約を結んでいる。しかし、同部長が関与した証拠や盗聴記録は一切ない。また同部長には、コレイア現連警長官が二〇〇七年まで局長を務めた国家保安局と関係し、空港警備の責任を負う国家公共空港警備委員会に対し、弟の便宜を図ろうと画策したとの嫌疑も出ている。

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