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ローン保険に注目=滞納、和議、破産に備えて
ニッケイ新聞 2008年9月23日付け
米金融危機が、ブラジルに「ローン保険」という新しいビジネスをもたらしたと二十二日付けエスタード紙が報じた。景気悪化が進めば、予測していた利益は当てが外れる。ローンで販売した企業は、顧客が滞納したり和議や倒産で丸損する恐れがある。
そこで登場したのが、保険つきローンだ。顧客のローン滞納で商品の返却要求が、昨年比で八三%も増えている。保険込みで返却商品価格は、全国で三百億レアルに達するようだ。
外国では第二次大戦後、同保険は珍しくない。ローンで輸出したが、約束期限に入金がない。この種の輸出保険は、EUやアジアで二兆一千五百億ドルに上る。
景気の向上とともに、企業はリスクを承知で掛売りを行った。消費市場でローンは一般化した。しかし、保険つきローンを注目したのは、金融危機を考慮した多国籍企業であった。