ニッケイ新聞 2008年9月23日付け
レジストロ・ベースボール・クラブ(RBBC)会館に於いて十四日午後一時から、ブラジル日本歌謡協会(ABRAC)主催の歌謡フェスティバルが盛大に開催された。同クラブ実行、レジストロ文協、レジストロ市百周年記念祭実行委員会が後援した。
金子国栄フェティバル実行委員長、有江徹二ABRAC副会長、佐々木悟RBBC会長、高橋国彦文協副会長、那須野英男レジストロ市百周年記念祭典委員長、山村敏明FENIVAR(リベイラ沿岸地区日系団体連合会)会長の挨拶があった。
以前レジストロに住んでいたABRACの名司会者、井川ルシアさんがサンパウロから応援に駆けつけ、金子さんと共に司会を担当、イベントを盛り上げた。
河合和子、小沢節子、高野てるみ、喜納光枝、日野ルシー、日野孝さん等のベテランに、棚原国広、秋山光夫、大島益男、小沢ユカさん等の若手を始め、ブラジル日本歌謡界トップクラスの二十九人の歌手がそれぞれ二曲ずつ熱唱した。
はるばるツッパンから来た五歳の佐久間智恵美ブルーナちゃんが「あの丘越えて」と南かなこの「風枕」を歌い万雷の拍手を浴びた。
歌の合間には、レジストロ文協のリベイラ涼風太鼓が移民百周年記念曲「絆」と「喧嘩屋台」を演奏、民謡大和会が唄と踊りを披露した。さらにデヴェロッペ・グループのタップダンス、ヴァニア・アパレシーダ・ゴドイ教師の「日本移民を称える」詩の朗読のほか、グラン・フィナーレ・オーケストラが友情出演して演奏した。
当日はレジストロを始め、近隣のジュキア、イグアッペ、セッテ・バラス、パリケーラス、ジャクピランガ、カジャチ、ミラカツ、イタリリから約四百人が来場、最後までABRACの歌手の熱唱に惜しみない拍手を送った。(金子国栄さん通信)