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ジャクチンガ出身者の集い=植民会創設70周年祝って=10月

ニッケイ新聞 2008年9月23日付け

 サンパウロ州ポンペイア近郊にあったジャクチンガ移住地出身者の交流食事会が十月十二日午前九時から青森県人会館(R.Dr.Siqueira Campos,62)で開かれる。一昨年に移住地創設七十周年を祝った同集い。今年は移民百周年とともに、植民会(日本人会)が作られて七十周年の節目にあたる。同地出身で世話人を務める国井精さん(72)、山矢三郎さん(71)が案内のため本紙を訪れ、縁の人の参加を呼びかけた。
 一九三六年に土地が売り出され入植が始まった同移住地。二、三年前に最後の入植者が同地を離れ、現在住む人はいないという。
 サンパウロ市での出身者の集いは七四年に始まり、今回で十二回目。往時を知る人の中には高齢で参加できない人もいるというが、国井さんは、「一つの親睦として交流を続けていきたい」と話す。
 昨年は約百人が参加した。「すごいことだと思う」と国井さん。山矢さんも「今でも集まっていることを日本で話したら、皆驚きますよ。芝居や野球、天長節など、皆一つになってやったものです」と振り返る。
 今回は百周年の記念品も用意する予定だ。「百周年という年に、先輩が作った植民会が七十周年を迎えます。そうした方たちへの感謝の意味を込めて開催したい」と国井さんは話し、「住所や電話が変わった人もいると思うので、連絡を受けた人は重複してもいいから広く呼びかけてほしい」と参加を促した。
 参加費は一人十五レアル(会場費等)で、一品持ちより。カラオケ設備もあるので、希望者はテープを持参のこと。
 参加申込み、問合わせは国井さん(電話=11・3768・9315/3714・1362/9949・4102)まで。