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生長の家=百周年で盛大に全国大会=イビラプエラに1万4千人

ニッケイ新聞 2008年9月25日付け

 ブラジル生長の家伝道本部(村上真理枝理事長)主催による「ブラジル生長の家全国大会」が二十一日、サンパウロ市のイビラプエラ体育館で開催された。
 前日二十日の「第五十三回生長の家ブラジル青年会全国大会」に続いて行なわれた全国大会は、移民百周年を記念して日本から雪島達史本部講師(国際本部国際部長)を二年ぶりに迎え、日本語とポ語合同で開催。両日合わせて約一万四千人がブラジル国内から集まり、遠くはベレンからバス一台に乗って参加した。
 午前七時、クロチルデ・ベニテス・ラゴエーロ講師の聖経読誦で始まり、その後、約四十分間日本色を前面に出したアトラクションが信徒たちによって披露された。
 子供たちは布幕を使って笠戸丸や、カフェ収穫の様子を表現。また女性によって組織されている白鳩会の約二百人によって、大阪音頭や海を渡って百周年音頭が披露され、会場からは熱気にあふれた拍手や歓声が送られた。
 続いて、同会場の広いステージが日・伯・サンパウロ州国旗と生長の家聖旗で囲まれて、村上理事長のあいさつによって盛大に開会した。
 今回四度目の来伯をした雪島国際部長は、「救いの心理は国境を越えて」と題して五十分間、自身が教えに入ったきっかけから話し始めた。
 「生長の家が国境を越えて、ブラジルでこうして多くの人たちに救いをもたらしている」と力強く話すと拍手が沸き起こった。
 プログラムは昼食の時間をはさんで午後四時半まで続き、雪島国際部長の結語の後、閉会となった。
 門脇和男・日語圓環編集部部長は、「毎年日本語とポ語に分かれて全国大会を開いてきたが、今年は百周年を記念して初めて合同で試みた。多くのブラジル人に百周年を祝ってもらう機会を作れてよかった」と感想を話していた。