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アマゾン四%を造成=28万人占拠者に分譲付与

ニッケイ新聞 2008年9月26日付け

 連邦政府は二十四日、法定アマゾン公有地のうち四%を無断占拠者に分譲することを検討中と二十五日付けフォーリャ紙が報じた。農地改革法の一環として議会の承認が得られるなら、二十八万四千人に付与される。
 法定アマゾンの四%は、ペルナンブッコ州の二倍の面積。ルーラ大統領は、十一月までに地券の作成を指示した。農地の分譲は、PAS(アマゾン持続可能な開発計画)の優先事業だ。
 官房室の提案では、〇九年から二年計画で植民地を造成する。ロットは、二平方キロから四平方キロの四種に分割。全体では、九州の四百三十六郡にまたがる。
 これらの占拠者は「ブラジルを愛せよ。それとも去れ」キャンペーンで現地へ訪れ、そのまま書類も何もなく土地へ居座った人たちだ。