ニッケイ新聞 2008年9月26日付け
日系社会が支えたサンパウロの台所、セアザであった百周年記念式典フェスティバルで一つ気にかかった。
〇六年の創立四十周年式典で今年の百周年に向けたプロジェクト、六七年に来伯された皇太子殿下ご夫妻(現天皇皇后両陛下)のセアザご訪問を記念した日本庭園の改装である。
セアザ側は文協に協力を仰ぎ、当時の小川彰夫元文協副会長を中心に進んでいたが、会長選挙の影響もあり、うやむやになってしまったようだ。
最近、両者の会合があったようだが、出席者は何故か百周年協会幹部。それも大遅刻したようだ。セアザ関係者も「どうなっているのか。会長が変わったら動くんじゃない」と苦笑い。
来年からもイベント自体は続けるとのことだが、お祭りだけで終わらせず、ポスト百周年記念事業としてぜひ実現させてほしい。 (剛)