ニッケイ新聞 2008年10月1日付け
伊藤忠商事株式会社は九月二十四日、サトウキビを原料とするブラジルでのバイオエタノールと砂糖の生産・販売事業に参画すると発表した。
米国のBunge社グループ傘下のブラジル企業に二〇%資本参加するほか、もう一つの案件とあわせ、約八億ドルを投資する。
生産・販売事業は伊藤忠商事の一〇〇%子会社のJBバイオエナジー株式会社(東京都港区)を通じて行なう。サトウキビの絞り粕であるバガスはプラント敷地内の自家発電施設の燃料として有効利用し、余剰電力はブラジル国内にて販売する予定。
生産されるエタノールは、ブラジル国内と一部を米国向けに輸出する。将来的には欧州や極東地域への輸出も行なう考え。