ニッケイ新聞 2008年10月1日付け
日本では衆議院の解散総選挙に関する報道が続いている。報道にある十一月上中旬の投開票が現実になれば、通算七度目の在外選挙となる。
昨年七月の参院選では在外公館以外の場所としては初めて、文協ビルで在聖総領事館管内の投票が行なわれ、九日間の投票期間中、連日約二百人が投票に訪れた。
予想される次回選挙の投票数が同水準であれば、投票期間が四日ほどと短い衆院選では一日約五百人が訪れる計算。全国三百の小選挙区候補者の情報提供など、総領事館としても頭を悩ませているところだろう。
開始から六回。すでにブラジルでも定着した感があるが、残念ながら投票率はいまだ二割台と伸び悩んでいる。やはり一人でも多くの人の声が日本に届いてほしいもの。一方で、郵便投票の手続など含め、より投票しやすい環境整備にも期待したいところだが。(ま)