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地方自治体監査=年金基金二億R消失=3州112市で公金不正投機

ニッケイ新聞 2008年10月2日付け

 中央銀行と社会保障院は、地方自治体の遺族年金基金を監査したところ、二億レアルの損害発生を明らかにしたと十月一日付けエスタード紙が報じた。
 公的資金の不正投機を行ったのは、トカンチンスとセルジッペ、アマパーの三州と百十二市だ。市の最高額では、サンセバスチオン市とオザスコ市など。
 監査は、二〇〇三年から二〇〇七年まで行った。監査報告書は、検察庁と州検察局、連邦警察へ提出し、責任者の洗い出しを行っている。
 不正投機の手口は、地方公務員の年金基金を引き出し、国債を市販価格より安く購入。社会保障院で、相場より高く買い取ってもらう。最終的に損害を被ったのは、社会保障院といえる。

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