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ヴィニェード日本祭り=市の協力を得て盛大に

ニッケイ新聞 2008年10月02日付け

 【カンピーナス】サンパウロ市から七十八キロ地点にあるヴィニェード市のパルケ・ムニシパルで、九月十三、十四日の両日、「第二回日本祭り」が開催され、主催者によると両日で約二万五千人が来場した。同実行委員会(園田アデマル会長)の主催。
 日系人が少なく小さな町だが、移民百周年とあり、近隣のカンピーナス文協の応援と同市役所の本腰のバックアップによって、二日間にわたって多くの市民を集め、大掛かりな催しとなった。
 一世のメンバーが少なくなってきている実行委員会が、移民百周年記念祭でこれほどまでに日本文化を紹介できることに驚く人もあり、行事を見慣れている来場者をうならせたようだ。
 十三日の正午から会場で式典が行われ、ヴィニェード日系人協会の小橋幸雄会長や同実行委員会の園田アデマル委員長、同市文化観光局長らによってあいさつがされ、威勢良く開会。
 式典に引き続き、カラオケ、日本舞踊、柔道や剣道のデモンストレーション、太鼓、YOSAKOIソーラン、沖縄舞踊太鼓、凧揚げのデモンストレーションなど、様々な催しに会場は和気藹々と盛り上がった。
 展示場の市立体育館では、生け花、盆栽、書道、墨絵など、あらゆる日本文化が紹介され、また特設会場では日本や世界の企業が並び、様々な紹介をしていた。
 食品、衣類も販売されたほか、食堂は千席が用意され、特に二日目は多くの人で終日ごったがえしていた。(樋口四郎通信員)