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希望の家=「緑の祭典」11、12日=今年は初めてサンパウロ市で開催

ニッケイ新聞 2008年10月03日付け

 希望の家福祉協会(木多喜八郎理事長)は十一、十二両日、サンパウロ市のメモリアル・ダ・アメリカ・ラチーナ(Memorial da America Latina、Av.Auro Soares de Moura Andrade,646、地下鉄バラ・フンダ駅そば)で「第三十回緑の祭典」(石井ウィリアン実行委員長)を開く。
 重度知的身体障害者施設「希望の家」を運営する同協会。緑の祭典は昨年までイタクアケセツーバの同施設で行ってきたが、三十回目、移民百周年の今年は初めてサンパウロ市で開催することを決定、一年前から準備を進めてきた。
 会場となるメモリアル・ダ・アメリカ・ラチーナには、屋外に四千平方メートルのテントを設置。二日で四万人の来場を見込んでいるという。売上げは同施設の運営費に充てられる。
 花卉販売や日本食、雑貨市、子供広場、日本文化など例年の催しに加え、今年は新たにファッションショーや障害者用器具の展示なども行なう。日本文化コーナーでは折り紙や漫画などのほか、将棋や麻雀なども紹介する。
 ショーには、歌手のジャイール・ロドリゲス、ルシアーナ・メロ、ジャイール・オリベイラ一家をはじめ、平田ジョー、伊藤カレン、マウリシオ・ミヤ、さらにエスコーラ・デ・サンバ「ビラ・マリア」やマジシャンのIssaoなども出演する。
 木多理事長、中村正義マリオ実行委員長(イベント担当)、大野孔三会計理事、上利クリスチーナ事務局長が案内のため本紙を訪れ、「たくさんの方に来ていただき、楽しんでほしい。希望の家の活動を少しでも知ってもらえたら」と来場を呼びかけた。
 整理券は五レアル(八歳以下、六十五歳以上は無料)。開催時間は十一日が正午から午後八時、十二日は午前十時から午後六時まで。駐車場はあるが、主催者では地下鉄の利用を勧めている。
 問合わせは同協会(11・5549・2695)まで。