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サレゾポリスと大津町=40年続く姉妹都市交流=町長・議長ら迎え記念式典=14日

ニッケイ新聞 2008年10月04日付け

 サンパウロ州サレゾポリス市と熊本県大津町の姉妹都市提携四十周年を祝う式典が十四日午前十時半から、同市レメジオ区のアルボール文化農事体育協会講堂(モジ―サレゾポリス街道81キロ地点から入る)で開かれる。
 同文協とサレゾポリス市が共催。大津町からは家入勲町長、宇野光廣町議会議長など七人が来伯し、式典に出席する。
 今年で入植六十三年。現在約七十の日系家族が野菜・果樹栽培などに従事するアルボール(曙)植民地。同市市長を三期務めた魚野正雪さん(73、二世)の父親が大津町出身だった縁で六八年に提携が結ばれた。隔年で相互に二人を派遣する青年交流事業は今年で二十五年になる。
 式典当日は百人ほどが出席する見込みで、終了後は昼食会や記念植樹などが行なわれる予定。この日はまた、サレゾポリス市議会から家入町長と、姉妹都市委員の小瀬真澄さん(84、岐阜県出身)に名誉市民章が贈られる。
 五〇年代に同地へ移り、姉妹提携後は日本側との連絡などに携わった小瀬さんは、同市と岐阜県小坂町(合併後、下呂市)との姉妹提携にも尽力した。四十周年を迎えた大津町との交流をふりかえり、「姉妹都市は数あれど、こうして長年にわたって交流が続いているのは特筆すべきこと」と評価する。
 魚野さん、小瀬さんほか、アルボール文協の原野繁会長、今村義文・熊本県人会サレゾポリス支部長が案内のため訪れ、「ゆかりの方の出席をお待ちしています」と呼びかけた。