文協＝第２回大総合美術展＝絵画・工芸を一堂に＝９日から

ニッケイ新聞　２００８年１０月８日付け

　現代美術、具象画、工芸の各部門を合同で展示する「文協大総合美術展」が九日から開催される。文協美術委員会（豊田豊委員長）主催。十九日まで。
　豊田委員長、小田エルザ（具象画）、金子まり子（工芸）、白旗イヴォネさんが三日来社、来場を呼びかけた。
　具象、抽象など絵画の応募者は、百八十六人（四百七十六点）のうち、百三十一人の二百四十三作品が選ばれた。三十三人が入賞、グランプリはなかった。
　オープニングは、八日午後七時から、文協大講堂で開かれる。
　百周年を記念し発行された「第二回文協大美術展」のカタログ、「ブラジル日本移民の軌跡」（新井ジョニー、平崎セザールさん共著）、「絵で見る日本の歴史」（西村シゲオ著）の刊行記念会も併せて行われる。
　各部門の入賞者は次の通り（敬称略）。
◎現代美術＝【金賞】ジョゼ・アドリアーノ・ロペス。【銀賞】ロウルデス・ヒロコ・ミキ・サコタニ、間部ダン・レオナルド【銅賞】クラウデッチ・カストロ、ルイーゼ・クリシャン、シン・ヒョンチョル。【佳作】アポロ・エンリケ・トレス、ギレルモ・フォン・プロッキ、佐藤ニルソン、弓場勝重レナータ、ルイス・アウグスト・アランテス。
◎美展（具象画）＝【金賞】ジョゼ・ミルトン・トゥルカート、【銀賞】五木田ヨウコ、服部ヨウコ。【銅賞】ジョゼ・カルロス・スカレア、カルラ・ベローゾ・Ｃ・ジェルシン、坂上ミヨエ。【佳作】リカルド・ケンジ・ミヤジマ、スエリ・サリム、橋本カヨ、ヤスコ・タダ、カタリーネ・ガティ。
◎工芸＝【金賞】ルシア・デ・ファッチマ・ロダ・マシエル。【銀賞】松井・田中ジュンコ、ジャヌ・カプアーノ。【銅賞】クリスチーナ・Ａ・パパザナキス、上原イナ、バニア・ミロニウク。【佳作】エリーザ・ダレ、ステラ・ワシントン、中山貴子、谷崎ジュンコ、ジルマール・タケダ。