ニッケイ新聞 2008年10月9日付け
日伯間定期便就航三十周年と移民百周年を記念して行われた日本航空(JAL)の遊覧飛行。約二百人が搭乗し、サンパウロ市からリオ、サントス上空を通過して約一時間の空の旅を楽しんだ。
通常は雲の上を飛ぶが、地上が少しでも見られるようにとの配慮から雲の下を飛び、多くの人たちが眼下に広がる景色に食い入るように見入っている姿が印象的だった。
JALの関係者によると、遊覧飛行を行うこと自体ほとんどなく、ジャンボ機を使っての遊覧飛行はまず行われないことだという。
それなのに、雑誌を読んだり、寝ていたりする人がいたのは残念のような気がするし、大半が飛行機に乗った経験があるだけに、感動が少々薄かったようにも思えた。せっかくなら乗ったことのない人たちを、優先的に乗せたほうが良かったのかもしれない。(貴)