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外車の売上が半減=ドル高で輸入特売店ご難

ニッケイ新聞 2008年10月14日付け

 ドル高で輸出は有利になったが、金融混乱で牛肉輸出が減少。牧畜生産者は出荷を、精肉解体場は屠殺を減らした。
 そのため解体場は卸価格を一五%引き上げた。スーパーは近く、価格調整を行うと通知。牧畜生産者は生体相場が、希望額に達するまで出荷を調整するといっている。
 ドル高の影響を最も受けたのは、外車代理店で売上が五〇%減。問屋街のヴィンテ・エ・シンコ・デ・マルソは、中国やパラグアイ、インドからの輸入品の売れ行きが三〇%落ちたという。
 宝石店や高級婦人服、服飾品の高級品販売店は、顧客が証券取引で損害を被り、ピタリと客足が途絶えたという。外車販売店では、手付金に渡した小切手を返してもらう顧客が増えた。
 ベンツを三十一万三千レアルで注文した顧客は、受け取る時四十七万レアルを払わされた。いつもは買い物客でゴッタ返すガレリア・パジェーも、閑散としている。