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伯印関係雪解けへ=エタノールに関心を示す

ニッケイ新聞 2008年10月16日付け

 ドーハ・ラウンド決裂で冷え込んでいた伯印関係が十四日、アモリン外相の呼びかけで軌道修正が行われたと十五日付けヴァロール紙が報じた。燃料の九〇%を輸入するインドが、注目するのはエタノールだ。
 インドのデオラ動力相は十一月、ジョルジェ産業開発相と会談、バイオ会議にも出席する。インドの協議と決定に時間がかかるのは、ブラジルの比ではない。
 インドは年初、ブラジルでエタノール生産に六億ドルを投資するはずであった。十一月訪問は、エタノールのガソリンへの混入率を五%から一〇%へ増やす相談だ。
 インド財界は、伯印南ア会議でエタノールへの関心を示した。インド最大手のタターは今年中、エタノール調査団をブラジルへ送ることにした。ブラジルでのエタノール生産原価が、インドの三分の一なのも魅力だとしている。