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東西南北

ニッケイ新聞 2008年10月22日付け

 二十一日フォーリャ紙に、自動車学校の車が列をなして走る写真。サンパウロ州リベロン・プレットの自動車学校の車七〇台とバイク三〇台が繰り出したもので、市警ストで免許証発行が中止されていることへの抗議行動だ。七二の自動車学校の職員一一〇〇人が仕事にならず、初めての免許を申請した一万人が免許を受け取れないままの同市では、自動車学校関係の損害は五〇万レアル超と。
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 サンパウロ州内陸部のマッタンでは、子供の名前を巡る夫婦喧嘩が話題。十日生まれの息子にはシェルダン・アウグストと名付けるはずだったと警察に訴え出た父親は、米国作家シドニィ・シェルダンの大ファン。対する母親はルアン・ペドロを希望して、十五日に登記所で喧嘩。最終的に母親一人で出生届けを行ったため、苗字も母のマリーニョだけになった男児。名前の変更は簡単ではないが、警察の仲介で両者の主張は折り合うかどうか。
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 糖尿病だが心臓疾患は起きていない人に、アスピリンと抗酸化剤を与えたところ、アスピリンのみ、両者併用のどちらのケースも、偽薬を与えられたグループと有意差がなかったという。第二型の糖尿病患者に心臓疾患が起きる率は五~六倍とされ、弱い抗血栓剤としてのアスピリンや抗酸化剤を処方する医師がいるが、アスピリン常用で胃壁からの出血を起こす人もいるとの報告もある。薬の長期服用には医師の細やかな観察が必要だ。
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 リオ市で二十一日、改築工事中のランショネッテで事故が起き、骨折四人を含めた五人が負傷。一、二階部分の壁が崩れたことで屋根の一部も崩れたものだが、建物そのものは違法建築で、改築工事のための届出もされていなかったという。